飲食店の外国人観光客対応、集客は「何もしていない」が7割。来店頻度は週に1回以上が5割 − 飲食店.COM調べ

飲食店の出店開業・運営支援サイト「飲食店.COM (http://www.inshokuten.com/)」(運営:株式会社シンクロ・フード)は、当サイトの会員である飲食店経営者・運営者に対し、「飲食店における外国人観光客の受け入れ状況」調査を実施いたしました。

自店への外国人観光客の来店頻度は、「ほぼ毎日」「週1回程度」がどちらも30%近くにのぼっており、週1回以上は外国人観光客が来店するという店舗が全体の50%を超えるという結果となりました。



自店で実施しているサービス(外国人観光客だけが対象でなくとも可)については、「外国語メニューの用意」は50%近い店舗が対応しているものの、「通常のメニューに英訳を追記していますが、英語圏ではない海外からのお客様への対応には困る(居酒屋・ダイニングバー / 1店舗運営)」「メニューはかろうじて説明出来ても、近隣のお勧めの店は?と問われ、途端に閉口してしまう (カフェ / 1店舗)」等と言った声が上がっており、メニュー表記だけでは十分な対応が出来ないケースが多いようです。

また外国人観光客の集客については、「特にしていない」が約70%となっており、意識的にインバウンド対策に取り組んでいる店舗が少ないという現状がわかりました。なお実施している割合が最も高い集客施策は「自店ホームページの外国語対応」でしたが、13.3%に留まっています。



このほか、外国人観光客を対応して困った経験やエピソードについては、「お通し・突き出しなどの日本独特のシステムが理解されない(居酒屋・ダイニングバー / 3〜5店舗運営)」といった声が多く見受けられました。また、「当日の体調不良によりキャンセルされた。キャンセルポリシーを事前に説明してはいるが、実際にキャンセル料を取る術がない(寿司 / 1店舗運営)」という声も複数あり、文化の違いに戸惑う飲食店が多い様子です。

■調査概要
調査対象・回答数:飲食店.COM会員90名(飲食店運営中の会員)
調査期間:2015年9月7日〜2015年9月18日
調査方法:インターネット調査

■飲食店.COMのインバウンド対策について
当社ではインバウンド対策についての情報発信を行っております。
外国人観光客の集客を検討している飲食店の方はぜひご覧ください。

当社主催「外国人観光客対策セミナー」レポート
URL: http://www.inshokuten.com/foodist/column/972/

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