■「飲食店の出店業態の関東と関西の比較」の調査の経緯と調査方法について
「おしゃれなカフェが多く出店する東京含む関東圏、粉もんの街、大阪を擁する関西圏」
飲食店は地域の特性が反映されやすいイメージがありますが、「地域の特色」を把握することは、これから開業する出店者にとっても有益な情報になり得ます。
今回は、そのような「地域の特色」に加え、調査対象を直近で出店した飲食店に絞ることで、「地域の特色＋トレンド」を調査しました。
※飲食店データの取得範囲について
…首都圏（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）と関西（大阪府、兵庫県、京都府）を対象
※飲食店データの取得数について
…2016年11月から2017年5月（6ヶ月間）に飲食店.COM上に公開した飲食店出店データより算出

「飲食店の出店業態の関東と関西の比較」の結果
　　　業態　　　　　|　関東の出店業態　|　関西の出店業態　|　　差分
和食　　　　　　　　　　　12.7%　　　　　　17.3%　　　　 　4.6pt
カフェ　　　　　　　　　　9.1%　　　　　　　13.5%　　　　　 4.5pt
洋食　　　　　　　　　　　22.1%　　　　　　 18.2%　　　　 　3.9pt
アジア料理　　　　　　　　 5.2%　　　　　　　3.5%　　　　 　 1.7pt
ラーメン　　　　　　　　　 6.2%　　　　　　　4.6% 　　　　　1.6pt
中華　　　　　　　　　　　3.9%　　　　　　　2.5%　　　　　　1.4pt
居酒屋・ダイニングバー　　23.7%　　　　　　 24.6%　　　　　0.9pt
そば・うどん　　　　　　　2.8%　　　　　　　2.2%　　　　　　0.6pt
イタリア料理　　　　　　　3.2%　　　　　　　2.6%　　　　　　0.6pt
焼肉　　　　　　　　　　　3.8%　　　　　　　4.2%　　　　　　0.4pt
フランス料理　　　　　　　1.4%　　　　　　　1.1%　　　　　　0.3pt
寿司　　　　　　　　　　　2.9%　　　　　　　2.6%　　　　　　0.3pt
お弁当・総菜・デリ　　　　3.0%　　　　　　　3.1%　　　　　　0.1pt

比較の結果、関西に比べて関東での出店比率の高い業態は、「洋食」「アジア料理」「ラーメン」「中華」という結果となりました。「洋食」については特に東京都・神奈川県での出店割合が高く、「ラーメン」においては埼玉県が特に出店割合が高い結果となりました。
逆に、関東に比べて関西での出店比率の高い業態は、「和食」「カフェ」という結果となりました。「和食」については京都府での出店割合が高く、「カフェ」においては兵庫県が特に出店割合が高い結果となりました。
今回の「飲食店の出店業態の関東と関西の比較」では、関東は「洋食」、関西は「和食」での出店割合が高いという結果になりました。

飲食店.COMでは、今後も様々なデータの解析や分析をおこない、飲食店の出店者・運営者の皆さまにとって価値ある情報をお届けしてまいります。


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