【2024年度下期飲食店動向】飲食店の平均給与(業態・業種別)を飲食店ドットコムが発表。東京29.7万、大阪28.6万、愛知27.4万、福岡26.3万

飲食店専門の求人情報サイト「求人飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代真一、東証プライム市場:3963)は、求人飲食店ドットコムに登録された2024年度下期における募集時平均給与データを発表します。

調査概要

・調査対象:「求人飲食店ドットコム」掲載の、東京都・大阪府・愛知県・福岡県における求人案件(61,842件)※データ数が500件以下の場合は除外
・調査期間:2024年10月〜2025年3月
・給与算出方法:求人募集時の給与下限額より算出。少数点以下は四捨五入。

平均給与




2024年度下期における飲食業界の平均月給について、東京都は297,435円で2024年度上期から4,152円上昇(前半期比101.4%)、大阪府は285,663円で同比+4,369円(前半期比101.6%)。また、愛知県は273,917円で同比+1,324円(前半期比100.5%)、福岡県は同比+2,143円で、263,410円(前半期比100.8%)という結果になりました。

平均時給については、東京都は2024年度上期から18円上昇して1,296円(前半期比101.4%)、大阪府では同比+37円で1,212円(前半期比103.1%)。愛知県では同比+25円の1,133円(前半期比102.3%)、福岡県では同比+11円の1,075円(前半期比101.0%)という結果になりました。

2024年度下期に過去最高の最低賃金改定があったことで、時給は大阪府が103.1%、愛知県が102.3%と高い上昇率となりましたが、月給についてはどのエリアも101%台以下の上昇率にとどまりました。

業態別平均給与



次に、求人飲食店ドットコムの主要業態である「イタリアン」「和食」「居酒屋・ダイニングバー」「カフェ・喫茶店」「洋食・西洋料理」の5業態において、東京での業態別の平均給与額を調査したところ、全ての業態において上昇が見られました。

最も月給が上昇した業態は「和食」で、6,884円上昇。次に上昇率が高かったのは「洋食・西洋料理」で4,130円増となりました。業態により1,000円台〜6,000円台と上昇率の差が激しい結果となりました。

なお、業態別給与額を比較すると、比較的採用が難しい業態は給与が高めで、採用しやすい業態は給与が低めという傾向にあります。「和食」および「居酒屋・ダイニングバー」が常に募集給与が高い傾向にあり、採用が難しい状況にあることが窺われます。

職種別平均給与

<br
職種別平均給与額では、2024年度上期と変わらず、東京都・大阪府ともにサービス・ホールよりも調理スタッフの給与額が高い結果となりました。

求人飲食店ドットコムでは、今後も様々なデータの解析や分析を行い、飲食店で働きたい方、飲食店の出店者・運営者の皆さまにとって価値ある情報をお届けしてまいります。