開店1年未満で閉店しやすい業態は?飲食店ドットコムが業態別閉店年数を発表
飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで提供する「飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大久保俊、東証プライム市場:3963)は、当サイトの造作譲渡情報より、閉店した飲食店の業態と営業年数を調査いたしました。
これらの業態は、
・初期投資を比較的抑えて開業できる
・参入障壁が低く、新規出店が多い
といった特徴を持つ一方で、価格競争や立地条件、集客の成否が早期に経営に影響しやすい側面があります。

特に、「テイクアウト」(41.7%)、専門料理(37.8%)、アジア料理(34.9%)では、 1年未満での閉店割合は相対的に高くない一方、1.1〜3年での閉店割合が最も高く、開業後数年を経て事業継続の判断が集中している様子が見られました。
これらの業態では、開業初期は需要を取り込みやすいものの、運営費の固定化やコスト構造が明確になる2〜3年目に、経営判断がされている可能性が示唆されます。

これらの業態では、開業初期から中期にかけて一定の淘汰が見られる一方で、一度定着すると長期間にわたり営業を続ける店舗が多い傾向がうかがえます。
特に寿司や和食は、職人の技術や味への評価、常連客との関係性などが積み重なりやすく、価格競争に陥りにくい点が、長期経営につながっている可能性が考えられます。
調査概要
調査対象:「飲食店ドットコム」に登録された造作譲渡情報のうち営業年数および業態を保有するデータ
調査対象数:4,596件
調査期間:2016年1月1日~2025年12月31日
調査対象数:4,596件
調査期間:2016年1月1日~2025年12月31日
調査結果について
■開業1年未満での閉店が目立つのは「お弁当・惣菜・デリ」「カフェ」「そば・うどん」「ラーメン」
まず、閉店した飲食店のうち「開業から1年未満」で閉店した割合が高い業態順に見ていくと、「お弁当・惣菜・デリ」(31.3%)「カフェ」(30.7%)「そば・うどん」(30.0%)「ラーメン」(30.0%)が上位に挙がりました。これらの業態は、
・初期投資を比較的抑えて開業できる
・参入障壁が低く、新規出店が多い
といった特徴を持つ一方で、価格競争や立地条件、集客の成否が早期に経営に影響しやすい側面があります。

■初年は持ちこたえるが、3年未満で閉店する割合が高くなる業態も
次に、3年未満での閉店率が高い順に並べると、1年未満では閉店割合が高くないものの、1.1-3年の閉店割合が高い業態があります。特に、「テイクアウト」(41.7%)、専門料理(37.8%)、アジア料理(34.9%)では、 1年未満での閉店割合は相対的に高くない一方、1.1〜3年での閉店割合が最も高く、開業後数年を経て事業継続の判断が集中している様子が見られました。
これらの業態では、開業初期は需要を取り込みやすいものの、運営費の固定化やコスト構造が明確になる2〜3年目に、経営判断がされている可能性が示唆されます。

■10年以上営業する業態に特徴。寿司・和食・中華が上位に
業態別に「11.1年以上営業を継続した店舗」の割合を見ると、寿司(32.5%)、和食(28.4%)、中華(24.1%)といった業態が上位に並びました。これらの業態では、開業初期から中期にかけて一定の淘汰が見られる一方で、一度定着すると長期間にわたり営業を続ける店舗が多い傾向がうかがえます。
特に寿司や和食は、職人の技術や味への評価、常連客との関係性などが積み重なりやすく、価格競争に陥りにくい点が、長期経営につながっている可能性が考えられます。